INTERVIEW
在宅医療への最初の一歩は安心できる環境で
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櫻井 静香
看護師
2020年入職
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INTERVIEW
これまでのキャリアを教えてください。
木の香往診クリニックに入って3年目です。
木の香往診クリニックに入職する前は、3次救急病院の整形外科で3年間勤務していました。そこでは、術後の管理や創部処置を中心に急性期の看護師として働いていました。
憧れだった在宅看護師。医師のサポートをしながら、さまざまな知識を身につけられるのも魅力。
木の香往診クリニックに入職したきっかけを教えてください。
ずっと看護師にはなりたかったのですが、高校時代に「家に行ける看護師」の存在を知り、衝撃を受けました。「看護師が家に行けるんだ」と。その頃から在宅看護師に憧れていました。
大学を卒業後、いきなり在宅の世界に飛び込もうとした私を、大学の先生が止めてくれました(笑)。3年は病棟で経験を積みなさいと言われ、病棟での経験を積んだ後、在宅医療に携わりたいなと考えていました。
ただ、在宅看護師として一人で訪問するにはまだ不安があったので、医師と一緒に患者さまのご自宅や施設を回りながら、さまざまな知識を身につけられる木の香往診クリニックに魅力を感じ、入職を決めました。
現在の仕事内容を教えてください。
医師と外に出る外勤業務では、先生が診療しやすいように診療の補助を行っています。あとは、ケアマネージャーさんや訪問看護師さんなど、多職種の方との連携が多いので、その連絡業務も行っています。クリニック内で勤務する内勤業務では、緊急電話の対応や、電話での体調相談、緊急往診の調整などをしています。
多職種の方々と連携しながら、どう介入したら患者さんが満足できる生活を送れるかを考え、それがうまくいった時にやりがいを感じます。
在宅医療の世界で働くことの、おもしろさややりがいはありますか?
病院とはまた違った、ご自宅のリラックスした雰囲気のなかにいる患者さまやご家族と関われることが、素敵だなと感じています。
また、在宅はケアマネさんや訪問看護師さんなど、さまざまな方が関わっています。関わっている多職種の方々と一緒に、その患者さまにどう介入していけば満足した生活を送れるかを考え、それがうまくいったときに、やりがいを感じますね。
では、どんなとき、たいへんですか?
電話が短時間に何件もかかってくるなど、複数のタスクを同時にやらないといけなくて、それが慣れるまでたいへんでした。たとえば、救急搬送の手配と体調相談の電話が重なったときには、優先順位をつけて対応しなければなりません。はじめの頃はその対応で、いっぱいいっぱいになってしまったこともありました。でも、いつでも先輩看護師さんと電話やチャットでやりとりができたので、自分が手一杯になったときは、まわりに伝えて助けてもらい、なんとか乗り切っていましたね。
フォローしあえる環境ができているんですね。
そうですね。在宅医療の現場では、病棟では学べなかった問題も多く出てくるので、悩んだら自分で抱えこまず、すぐにまわりに相談することが大事だと思います。
大切なのは「愛嬌」と「まじめさ」。職場はアットホームな雰囲気です。
在宅の現場で働く看護師さんには、どんなスキルが必要だと思いますか?
「愛嬌」と「真面目さ」が大切だと思います。病棟と違って、外に出て患者さまのご家族や、さまざまな業種の方と関わるので、愛嬌があって、誰とでも友好な関係を築ける人が、向いているかなと。また、在宅の現場では覚えることがたくさんあるので、真面目にひたむきに、日々取り組める姿勢が必要だと感じています。最初は難しいなと私も思っていましたが、いろいろな事例を通して、少しずつ対応する力がついていきました。患者さまに「また来てほしいな」と安心感を感じてもらえる雰囲気が大事だと思います。
実際に働いてみて、クリニックの雰囲気はどう感じていますか?
一言で言うと「アットホーム」ですね。診療で一緒にまわる先生やドライバーさんもいい方ばかりです。休憩中にたわいもない話をしたりしています。周囲の方がよく気にかけてくれて「あたたかい雰囲気の職場だなあ」と。
入職時は、一緒に働く医師について「病棟での先生」をイメージしていて、一番の不安でした。でも実際には、当院の先生はすごく柔らかく話しかけてくれます。優しい方ばかりで、安心しました。
最後に、当院で働くことを考えている皆さんへのメッセージをお願いします。
在宅医療に興味のある方や、興味はあるけど自信がなくてなかなか踏み出せない方が、最初の一歩を踏み出すには、とてもいい環境です。ぜひ、考えてみてください。一緒に働けると嬉しいです。
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